中国、コロナ巡る最新情報を報告 WHOとオンライン会合

[香港/ジュネーブ 5日 ロイター] - 中国国家衛生委員会および外交筋は5日、世界保健機関(WHO)およびその加盟国とのオンライン会合で、中国が新型コロナウイルス感染症を巡る状況について説明したと述べた。
中国国家衛生委員会は声明で、中国疾病対策予防センター(中国CDC)の職員および東南大学の専門家が中国の最新のコロナ予防・管理対策、変異株の監視、ワクチン接種の取り組み、感染症の治療について報告したと発表した。
WHOのテドロス事務局長はジュネーブの5日午後に行われた非公開会合で、中国の生命へのリスクに対する懸念を改めて表明。また中国CDCの職員4人が出席し、状況について議論したと述べた。
中国国家衛生委員会および外交筋は5日、世界保健機関(WHO)およびその加盟国とのオンライン会合で、中国が新型コロナウイルス感染症を巡る状況について説明したと述べた。2022年12月撮影(2023年 ロイター/Thomas Peter)
会合に出席したある外交官はロイターに対し、中国側から説明は約1時間にわたり、ワクチンやウイルス配列に関する情報が含まれ、その後質疑応答が行われたと明かした。
「中国側には意見交換を可能にするための積極的な取り組みがあった」という。一方、一部の代表団はコロナ感染拡大範囲に関する中国の報告を巡る透明性について問題を提起したとした。
*動画を付けて再送します。

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