看板倒れの発送電分離 電力大手の情報漏洩、罰則強化も
電力システム改革の総仕上げだった「発送電分離」が看板倒れになっている。自由化で参入した新電力や再生可能エネルギー事業者の顧客情報などが大手電力会社のグループ内で送配電部門を通じて漏洩する不正が次々と露見する。経済産業省は監視や罰則の強化など再発防止策の検討を急ぐ。公正な競争環境を保ち、改革を仕切り直せるかどうかが問われる。
政府は東日本大震災後の電力危機の反省を踏まえ、広域送電の拡大や小売りの自...
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