日米 中国など念頭 “ロシアへ軍事支援させない” 認識を共有

林外務大臣はアメリカのブリンケン国務長官と会談し、ロシア制裁とウクライナ支援の継続で一致し、中国などを念頭に第三国がロシアに軍事的支援を行わないようにすることが重要だという認識を共有しました。

林外務大臣とアメリカのブリンケン国務長官の会談は、日本時間の3日午後、インドの首都ニューデリーでおよそ20分間行われました。

両外相は、ロシアによるウクライナ侵攻から1年が過ぎるなか、国際社会の結束を維持しながらロシア制裁とウクライナ支援を継続していくことで一致しました。

また、中国などを念頭に、第三国がロシアに軍事的な支援を行わないようにすることが重要だという認識を共有しました。

さらに、ウクライナ情勢をめぐり、中立的な立場を取る国が少なくないとされる「グローバル・サウス」と呼ばれる新興国や途上国への働きかけや支援を行うことの重要性を確認しました。

一方、中国をめぐっては沖縄県の尖閣諸島周辺で当局の船が領海侵入を繰り返していることなどを念頭に、さまざまな課題に緊密に連携して対応することで一致しました。