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【ご協力のお願い】DV虐待を無視した共同親権にNOを~パブコメを送ろう

あんしん・あんぜんに暮らしたい親子の会
Dec 21, 2022

★2022年12月23日修正:パブコメ期限を2月18日⇒2月17日に変更しました。

いつも応援ありがとうございます。

今日は、これまでで1番大切なお願いがあります。

最後までお読みいただきますよう、よろしくお願いいたします。

<今日のお知らせ>

①    【ご協力のお願い】DV虐待を無視した共同親権にNOを~法務省にパブコメを送ろう
(締切:来年2月17日まで)

②    新しいネット署名のお願い「#DVは虐待 #子どもに面会拒否権を DV虐待加害者と子どもの面会を強制しないで」(SafeParentsJapanさん)

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①    【ご協力のお願い】DV虐待を無視した共同親権にNOを~法務省へのパブコメ送信のお願い(締切:来年2月17日まで)

以前からお伝えしていましたが、離婚後の子の養育(共同親権導入)に関するパブリックコメントが始まっています。

この中間試案やパブリックコメント実施については、それまでの経緯にも内容にも多くの問題があります。

<<<以下やや長くなりますので、お時間のない方・お急ぎの方は、スクロールして『パブリックコメントを送ろう!●中間試案解説 ●参考動画 ●パブコメの書き方』をご覧ください。>>>

本来、このパブリックコメントは9月に行われる予定でしたが、原則共同親権制度を目指す自民党議員の不当な介入により、中間試案の発表とパブリックコメントの実施が大幅に遅れていました。(詳しくはこちらhttps://sukusuku.tokyo-np.co.jp/support/63058/

その間、令和 4年(2022 年)11 月15 日には、ひとり親支援やDV被害者支援を行う赤石千衣子委員達から、拙速な議論と中間試案のとりまとめに対し強い懸念を示す意見表明がありました。

https://www.moj.go.jp/content/001383990.pdf

この中で、「①司法の役務提供に係る情報提供や費用支弁の 支援、家庭裁判所の人員体制強化が必要であるとの指摘や、②税制・社会保障制度・教育支 援との関係を整理する必要があり、その検討のための省庁横断的な検討会を設置すべきで ある」と指摘されました。

しかし、審議会の多くの委員・幹事からは「この部会の役割は父母の離婚後の子の養育の在り方に関連する民事基本法制の見直しをすることであるから、それらの指摘は今回の調査審議の対象ではない」と指摘されたため、なんの検討もなく「中間試案の補足説明にその旨を記載する」という決定だけがされたそうです。(家族法制部会第20回議事速報よりhttps://www.moj.go.jp/content/001384292.pdf

当事者としては、赤石委員達の指摘は当然であると思います。

(共同親権制度により別居親と共同監護状態になった場合、「ひとり親」とみなされなくなると、児童扶養手当が支給されなくなる・税制上のひとり親控除(寡ふ控除)が適用されなくなる恐れもあります)

さらに、DV虐待対策については、中間試案に「本試案で取り扱われている各事項について、今後、具体的な規律を立案するに当たっては、配偶者からの暴力や父母による虐待がある事案に適切に対応することができるようなものとする。」と書かれただけで(https://www.moj.go.jp/content/001383761.pdfDV虐待事案での具体的な運用については一切議論されていません。

(第16回の議事録を読むと、「DV虐待をどのようにアセスメントするのか・DV被害者が支援措置(住所秘匿措置)を受けている場合、保護命令が出されている場合、どのように面会交流・共同監護・共同親権について定めるのか」等々、それらの議論がなかったことが赤石委員から指摘されています。https://www.moj.go.jp/content/001379414.pdf

実際の運用について検討がないまま、法改正だけが先行することに大きな違和感と不安を感じます。拙速な共同親権導入は、大きな混乱・悲劇をもたらし、子どもの権利や命までも害する危険性があります。

 

さらに言えば、役所は・学校は・医療機関は・銀行は・子の習い事や子ども向けサービス事業者は、適切に対応できるでしょうか?

事例1)千葉県野田市の虐待死事件では、父親が当該児童のアンケートやその他の情報の開示を学校に求めました。また、子どもが児童相談所に保護された際も、父親は親権者である自分に子を返すよう児相職員に強く迫ったそうです。その結果、児相は保護解除して父方祖父母へ子を引き渡してしまい、その後に父親が再び子と同居を始めました。

(この際に、児相は親権停止措置を行うべきだったという指摘があります。)https://www.sankei.com/article/20190301-XVO2ZWHI4ROSJGZSX2G7DDLYXQ/

事例2)先月は、別居父(離婚前で共同親権者であるが、裁判所により子との面会が禁止された状態だった)が、自分への説明・同意なしに3歳の娘への心臓手術を行った病院に対して慰謝料190万円の支払いを求めた裁判で、病院側が敗訴するという事件もありました。

娘への手術、面会禁止された父親の同意なしは違法https://mainichi.jp/articles/20221116/k00/00m/040/364000c

どちらの事例を見ても、今後共同親権制度になった場合は、このような事態を回避するために事前に親権停止手続きが必要となってしまいます。今後ますます家庭裁判所の負担は増える一方です。

このように、実務について検討せず、DV虐待被害者の存在を透明化したまま、机上の空論だけで強行する共同親権制度は、決して承服できません。

また、DV虐待被害者だけでなく、子どもに関わる仕事に従事する方々も対応を迫られる危険性があると知って頂きたいです。

中間試案の内容とパブリックコメントの提出方法について解説したサイト・動画を以下ご紹介します。

当事者の方も非当事者の方も、ぜひ法務省にパブリックコメントをお送りください。

(名前・住所は不要です。締め切りは来年2月17日ですが、途中でメンテナンスが入ったり早期締切されることも予想されますので、余裕をもってお送りください。)

※2023年1月23日修正:投稿時には「たった一言「現状維持で良い」と書いてお送り下さい」と掲載していましたが、削除しました。どの項目への意見なのか明記することが必要だそうです。KVJさんが3分でわかる解説ページを作ってくださったので、こちらをご覧ください。

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<<<パブリックコメントを送ろう!!>>>

●中間試案の解説

共同親権について正しく知ってもらいたい弁護士の会 作成

https://note.com/kyodo_shinpai/n/nf8051b499fee

※解説は、リンク先のPDFをご覧ください。

 

●共同親権の危険性について知る解説動画

※すべて他団体さん作成のものです。お時間にあわせてご覧ください。

 

<所用時間 約30分>

・今止めないとマズい!弁護士が分かりやすく語る、「共同親権の危険性」

https://www.youtube.com/watch?v=ciZQo6zyB0E

(出演:認定NPO法人フローレンス会長 駒崎弘樹さん、岡村 晴美弁護士、弁護士 太田 啓子弁護士)

「共同親権制度がどのように危険なのか・中間試案やパブコメとは何か」が、30分でコンパクトにまとまっています。

 

<所要時間 約90分>

・家族法改正のパブリックコメント前に~家裁の現場から伝えたいこと 

(出演:岡村晴美弁護士)

https://youtu.be/I2BOFIbWAIk

前半約40分はDVについて(特に、非身体的DVや子どもへの影響についても)詳しくお話されています。
日本のDV被害者の実情を知るためにも、是非ご覧頂きたい動画です。

 

<所要時間 各約2分> 

・離婚後の共同親権とは

https://twitter.com/chudatho/status/1592448656812429314?s=20&t=tUCTmmaPiVHLO7E2ndVvgw

・離婚後の共同親権で養育費不払い解決?https://twitter.com/chudatho/status/1561741184711950336?s=20&t=tUCTmmaPiVHLO7E2ndVvgw

・ここが変だよ共同親権推進派 

https://twitter.com/chudatho/status/1565922165752758273?s=20&t=tUCTmmaPiVHLO7E2ndVvgw


共同親権制度のよくある誤解について、テンポよく解説されています。

●パブリックコメントの書き方

Kids Voice Japanさん作成

https://www.kidsvoicejapan.net/public-comment2022

サイト内の関心のあるテーマから、具体的な書き方についてジャンプすることができます。

例えば・・・

・すでに離婚している人も、親権再指定?

・共同親権導入が心配という方

・未婚で妊娠した場合も「共同親権」になるかも

・これから離婚や別居をしようと考えている人

・面会交流が「命令」になるかも

・DVを告発すれば、主たる監護者になれない?!

・養育費が義務化されない?!

・「別居」が自由にできなくなる?!

・再婚についても、元配偶者からの干渉があるかも?!

・身体的DV以外の暴力を無視した危険なルールが作られる?!

・リーガル・ハラスメントからの保護

・経済的DVがひどくなる?!

・(元)義両親など親以外の第三者の面会交流が必要

 

 ・・・・などなど、論点・問題点は多岐にわたります。

どうか、お知り合いにも周知をお願いいたします。


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②    新当事者グループさんによるネット署名にご賛同ください!

Safe Parents Japan さんの署名です。

『DV虐待加害者と子どもの面会交流を強制しないでください

#DVは虐待 #子どもに面会拒否権を』

https://chng.it/9wZPmPsWrh


当会も以下の4つの提言に賛同します。

  • 提案1: 面会交流からDV虐待事案をもれなく除外するための具体的かつ実効性のある仕組みを構築してください。
  • 提案2: 上記の確実な運用のため、裁判官・調停委員・調査官に対し、DV・虐待と子どもの精神発達について、グローバルスタンダードのプログラムの受講を義務付け、DV虐待に精通した外部専門家と連携した実務を行ってください。
  • 提案3: 「片親疎外」理論が誤りであることを、司法研修所で司法修習生及び裁判官、裁判所職員総合研修所で調査官に対し、教育及び周知徹底して下さい。
  • 提案4: 家事事件手続法65条に「子の意思に反する判断の禁止」を加え、年齢に関わらず、子どもに面会を拒否する権利を与えてください。また、同条に「子の意思の把握にあたっては、臨床医学的知見を考慮しなければならない」旨記載してください。

この署名活動の詳細は、国連人権理事会、UN Women及びユニセフへ提出するレポートの資料とする予定だそうです。

ぜひご賛同・拡散のご協力をお願いいたします。


長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。


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