完了しました
2010~99年に世界で気候変動にかかる対策費や被害額の総費用は46兆~230兆ドル(6500兆~3
将来の社会経済の傾向や温暖化レベルなどを様々なパターンで組み合わせて推計した。太陽光発電や風力発電などの費用、農業生産性の低下や河川氾濫などによる経済被害を積算。熱中症などの影響で失われる経済的な価値や、種が絶滅することの損失は主要20か国・地域(G20)へのアンケートなどから算出した。
その結果、温暖化が進んで対策が遅れれば最大230兆ドルのコストがかかると見積もられた。一方、持続可能な社会では、46兆~90兆ドルに上ると試算した。緩和対策に費用をかければ、その費用以上に生物多様性の損失や健康被害を抑えられるという。
沖教授は「持続可能な社会を実現するとともに、生物多様性や健康への影響も同時に考えていく必要がある」と話した。