細い送電網、再エネ普及の壁 太陽光・風力の適地、整備追いつかず
産業集積にてこ入れ急務
北海道の細すぎる送電網が企業誘致を進める上でのボトルネックになりかねない。再生可能エネルギーを中心とした発電能力の急拡大に容量の増強が追いついていないからだ。ラピダス進出をきっかけに製造業の産業集積を目指すにはさらなるテコ入れが必要だ。
ラピダスは北海道千歳市に最先端半導体の工場を建設する方針で、2020年代後半の量産開始を目指している。小池淳義社長は北海道を選んだ理由の一つに豊富な再エネを挙げ...
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