NY原油続落、72ドル台 1カ月ぶり安値 世界経済の減速懸念

4日のニューヨーク原油先物相場は大幅続落し、指標の米国産標準油種(WTI)の2月渡しが前日比4・09ドル安の1バレル=72・84ドルと終値としては昨年12月上旬以来、約1カ月ぶりの安値を付けた。

世界経済の減速に伴ってエネルギー需要が鈍化するとの懸念が強まり、売り注文が加速した。今月5日に発表される米週間石油統計で原油在庫の増加が見込まれていることも相場を圧迫した。

一方、4日のニューヨーク商品取引所の金先物相場は4営業日続伸し、取引の中心となる今年2月渡しが前日比12・90ドル高の1オンス=1859・00ドルと中心限月の終値としては昨年6月以来、約7カ月ぶりの高値を付けた。(共同)

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