(社説)侵攻後のエネルギー分断修復へ全力を
ロシアのウクライナ侵攻は世界のエネルギーの流れを変えた。石油や天然ガスの価格高騰は各国にエネルギー安全保障の重要性を再認識させ、自国優先の争奪戦は国家間の分断を広げた。
侵攻からまもなく1年となる。戦闘の出口は見えず、石油や天然ガスの供給不安も長引くだろう。気候変動対策の緊急度も増すなかで、エネルギー市場の分断修復へ全力を挙げる必要がある。
侵攻はエネルギーをめぐり2つの分断を生んだ。一つは石油...
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