家事の断捨離でシンプル生活へ


ひじこうです。

今回は中国家庭料理として有名な料理研究家のウー・ウェンさんが書かれた「本当に大事なことはほんの少し」の書評になります。

この本では主婦でもある彼女が、生活の中で身に着けていったシンプルに考える生活術について書かれています。家事で悩まれている方は生活のヒントになることが、ちりばめられています。その中でまとめると3つポイントがあると思いましたので、それだけ紹介したいと思います。

  • からだに聞く
  • 喜びをみつける
  • 嫌なことはできるだけ少なく

 ■「からだに聞く」

 中国には「医食同源」という言葉があり、簡単に言うと食べ物が体を作っているという内容で、ウーさんはこれを大事にしています。自分の体が欲している食べ物がからだが求めているものと考え、毎日食べたいものを買いものに行ったり、自分の体調を見て風邪気味の時には、毎日食べるスープにショウガを入れたりといったことで健康を保っています。

 ■「喜びをみつける」

 毎日の生活の中で自分の気分をアゲることも生活では大事なことです。マニュキュアは職業の関係上むずかしいがペティキュアをして自分を喜ばしたり、食器集めが好きでそれが料理をつくるモチベーションにもつながる一石二鳥の趣味をもっており、これらは小さいことですが毎日の気分をアゲることに貢献しています。

 ■「嫌なことはできるだけ少なく」

 先ほどとは別に逆に気分を下げること、例えば調理器具・調味料など毎日出し入れする少しのものだけは片づけずに出しっぱなしにしたり、タオルは家族で同じ種類を使うようにして分別する手間を省くなど、合理的に考えて家事のシンプル化を行っています。

 最後に人生を通して、健康な体と健康な気持ちとまわりの人とのおいしい食事があれば、それだけで十分幸せといったことを記して終わっています。


 ひじこう的感想ですが、自分との対話が上手に出来ていている方であると感じました。例えば体が欲しているものを察したり、おいしいと感じるものを食べたり、嫌なことをやめたり、考え方をポジティブに変えてみたりと、自分に素直になることが健康や笑顔の生活につながっているんだと感じました。

最後にこのシンプルな生活術こそが、今のモノや情報にあふれた社会にマッチしており、実践することで楽しく健康に過ごことができるのではないかと気づかされました。

また、この本を読んで新しく勉強したいことも出てきましたので、機会があれば紹介したいと思います。

ほなまたね~

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