東南アジア最大の浮体式太陽光発電所、インドネシアで稼働 中国企業建設

東南アジア最大の浮体式太陽光発電所、インドネシアで稼働 中国企業建設

新華社 | 2023-11-11 15:55:38

   【新華社ジャカルタ11月11日】インドネシア西ジャワ州に位置するチラタダムでは9日、中国企業が建設を請け負った太陽光発電所の全設備容量が系統連系された。

   ジョコ・ウィドド大統領は発電開始式に出席し、インドネシアに大型の新エネルギー発電設備を設置するという夢がやっと叶ったと述べた。水面に浮かべる浮体式太陽光発電設備では東南アジア最大になるという。インドネシアは今後も、さまざまな再生可能エネルギーの潜在力を引き出し、2060年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「ネットゼロ」の達成を目指す。

   太陽光発電所の設備容量は192メガワットで、発電エリアの水面には計13列の太陽光発電パネルを取り付けた架台が並べられ、被覆面積は約250ヘクタールに及ぶ。インドネシア国営電力会社PLNとアラブ首長国連邦(UAE)国営再生可能エネルギー大手のマスダールが共同開発し、中国インフラ大手、中国電力建設集団傘下の華東勘測設計研究院が建設を請け負った。

   同研究院でチラタ建設工事のマネージャーを務める張会忠(ちょう・かいちゅう)氏は、商業運転後の年間発電量は30万メガワット時に達する見通しで、標準炭換算で年間11万7千トンの石炭消費を節約するほか、二酸化炭素(CO2)の年間排出量を21万4千トン、二酸化硫黄(SO2)を9千トン、窒素酸化物(NOX)を4500トンそれぞれ削減でき、約5万世帯にクリーンな電力を供給可能と述べた。

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