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九州電力は25日、「電気運搬船」を使った海上送電事業の実用化について検討を始めると発表した。九州の再生可能エネルギーで発電した電力を船上の蓄電池にためて運び、電力需要が多い本州側で活用する手法を確立することで、再生エネの利用拡大を目指す。
電気運搬船の開発を進めている新興企業パワーエックス(東京)と、共同検討に関する覚書を結んだ。運搬船は全長140メートルで、搭載する蓄電池には、一般家庭2万4000世帯の1日の使用電力量に相当する電力をためられる。電力を使う際は蓄電池を送電網につなぐ想定だ。完成は2025年の予定で、九電とパワーエックスは今後、具体的な検討を進める。