中国、電力設備産業支援を強化 今年と来年の年9%成長目標

Qin Ningwei Dominique Patton
[北京 4日 ロイター] - 中国工業情報省は4日、電力設備産業が今年と来年に年間9%成長を実現することを目標とする行動計画を発表した。
同国は多くの電力設備生産で世界首位となっているほか、最大の太陽光・風力発電市場でもある。
同省は「旺盛な需要にもかかわらず、短期的には海外環境に不確実性があり、今年下半期の業界売上高の伸びは低下圧力にさらされている」と指摘。
国内エネルギープロジェクトでの風力、太陽光、原子力発電設備の購入拡大を目指し、大型風力タービンブレードの検証プラットフォームの立ち上げを加速し、革新的な製品を支援する方針を示した。
さらに輸出を促進するため、より多くの企業が再生可能エネルギー分野で発展途上国と協力することを奨励するとした。
コンサルティング会社ウッド・マッケンジーのデータによると、世界的な貿易摩擦にもかかわらず、中国の太陽光設備輸出は2022年に64%増の520億ドルに達した。

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