不動産業界情報 2022.08.31 UpDate

WEDNESDAY, AUGUST 31, 2022

サブリース”未納トラブル”続発! 悪質な管理会社の実態とは!?その②

『サブリース”未納トラブル”続発! 悪質な管理会社の実態とは!?』


https://onl.sc/d7mwwau の続きです。


 


未納が数か月経ったある日、S社から今度は「管理会社変更のお知らせ」という通知が届きます。


「管理会社が変更になります。そのため、サブリース契約も自動的に〇〇〇〇〇〇社(以後、L社と呼びます)へと変更されます」という、一方的な通知でした。さすがに突然の通知に戸惑った加藤さんは、S社の担当へ連絡を取りました。担当から「管理を一括移行するように社内で決定された、問題はない」という説明を受けましたが、賃料引き下げの一件もあり、加藤さんの不安は高まっていきました。


 


しかし、お仕事の繁忙期と重なっていたこともあり、加藤さんは送られてくる郵送物を確認する暇もない状況でした。ようやく仕事がひと段落し、状況を落ち着いて整理してみると、実に10か月間にわたり、サブリース賃料の未納が続いていました。この間に、S社からL社へサブリースの契約先は変更されていましたが、引き継いだはずのL社からも、1円も賃料が振り込まれていません。


 


1年近く家賃を未納されていた」事実を把握した加藤さんは、両社ともに事情説明を求めました。S社とは連絡がつき、経緯の説明やその後の保障などやり取りできた反面、新しい契約先のはずのL社とは、いっさいの連絡がつきません(なお、その状況は当ブログ執筆時も継続しており、現時点で賃料振込は1円もされていません)。


 


解決方法を検討しようにも、契約当事者である相手方とまったく連絡の取れない状況に、加藤さんは強い不安を感じました。ただでさえ、投資額が大きく運用期間が長期にわたる不動産投資です。このままさらに、1年、2年と家賃が入ってこなかったら? 実際に、L社など存在していなかったとしたら……


 


「このまま物件を持ち続けていたら、大変なことになるのではないか……?」


 


加藤さんは、売却を決断しました。ご自身でサブリーストラブル事例を検索されるなか、本サイトにたどり着きご相談を受けました。


 


まさに現在進行形で同様案件を手掛けていた私は、ひとつひとつ状況を紐解いて売却方法を模索していきました。加藤様はS社、L社へ対し法的手続きを取る可能性があるため、ブログ内で詳細の記載は差し控えますが、結果として、時間は要しましたがL社との契約解除~売却手続きを無事に行うことができました。


 


契約時にはメリット、利点しか説明されませんが、賃料引き下げのリスクや一方的な契約解除、解除時の金銭トラブルなど多くの問題を抱えるサブリース契約。なかでも最近、当事例のような「未納問題」によるお問い合わせが非常に増えています。


 


同様のケースでお困りの方。現状それほど困ってはいないが、セカンドオピニオンとして見解を聞きたい方。一刻も早い問題解決に力を貸してほしい方。まずは、古本までお気軽にお問い合わせください。少しでもオーナー様のお力になれれば幸いです。


本ブログは事実に基づき、当事者の特定を避けるため一部フィクションを交え編集しております


本ブログに登場する人物名、企業名は架空の名称です


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