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エチオピアがナイル川上流で建設している巨大ダムの運用方法などを巡り、下流のエジプトとエチオピアの交渉が続いている。エジプトは、ダム整備に伴う水量減少による水不足を懸念。一方、エチオピアはダムを利用した水力発電で電力需要をまかなう計画で、両国とも妥協は許されない状況だ。希少な水資源を巡るあつれきが強まる中、解決策は見いだせるのか。
問題のダムは、エチオピア高原に水源を持つ「青ナイル」沿いにあるアフリカ最大規模の「大エチオピア・ルネサンスダム」(GERD)。最大貯水量は740億立方メートルで、青ナイルの平均年間流水量の約1・5倍とされる。発電施設がすべて稼働すれば、6000メガワットの発電能力を備えることになる。
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