国連安保理が緊急会合へ 北朝鮮のICBM発射で
【ニューヨーク=白岩ひおな】国連安全保障理事会は米東部時間20日午後3時(日本時間21日午前5時)から緊急会合を開く。北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を受け対応を協議する。非常任理事国を務める日本の岸田文雄首相が20日、緊急会合を要請したと明らかにしていた。
安保理は北朝鮮への経済制裁で結束した2017年と異なり、足元では常任理事国であるロシアや中国と米欧の対立が続いている。22年5月には中ロが拒否権を発動し、北朝鮮への制裁決議案が否決された。
国連のグテレス事務総長は19日、北朝鮮によるICBM発射を「強く非難する」との声明を出した。北朝鮮に対し、挑発行為を直ちに停止し、朝鮮半島の非核化に向けた対話を再開するよう求めた。
金正恩(キム・ジョンウン)総書記のもと、ミサイル発射や核開発などをすすめる北朝鮮。日本・アメリカ・韓国との対立など北朝鮮問題に関する最新のニュースをお届けします。