展望2023(4)エネルギー 原発で料金維持は可能
九州電力社長 池辺和弘氏
――電気料金の引き上げが相次いでいます。
「燃料価格が2022年の高値水準を超えなければ、九州電力では現行料金を維持できるはずだ。電力販売量(約800億キロワット時)のうち、(原子力発電所4基で)約4割を賄える。発電費用は1キロワット時で約3円と、電力卸市場の取引価格の1割ほどだ。安定的に稼働できれば(価格維持は)可能なはずだ」
――原子力発電の運転期間を延長できる新制度が固まりました。
「保有...
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