北九州のひびき発電所着工、25年度末営業運転へ
九州電力と西部ガスが出資するひびき発電合同会社(北九州市)は10日、液化天然ガス(LNG)の火力発電所「ひびき発電所」(同市)を着工したと発表した。2025年度末の営業運転開始を目指す。50年のカーボンニュートラル実現に向け、九州の発電所の低・脱炭素化を目指す。
ひびき発電所の出力は62万キロワットを予定する。ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた高効率の発電方式であるコンバインドサイクル方式を採用し、二酸化炭素(CO2)排出量を抑える。水素などカーボンフリー燃料の活用も見据える。
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