絵手紙でつながる心のキャッチボール

大崎市社会福祉協議会 岩出山支所

コロナ禍によって地域のお茶っこ飲み会やサロン活動が全て中止となり、地域のつながりが希薄化していることを受け、大崎市社会福祉協議会岩出山支所では、子ども達の元気を地域へ届けようと「学校と地域をつなぐ絵手紙交流」を実施し、今年で2年目となりました。

この絵手紙交流は、岩出山小学校、岩出山中学校の児童・生徒の皆さんが地域の高齢者へ絵手紙を作成し、民生委員が見守り訪問を兼ねてお届けする事業で、岩出山中学校ではNIE教育(Newspaper In Education:新聞を教材として活用する教育)を取り入れ新聞の切抜きを貼り合わせたメッセージを作るなど、工夫を凝らした作品を小学校と合わせて400世帯に届けました。

今年度はコロナの感染状況をみながら、短い時間ではありましたが中学生が自ら訪問し、温かい言葉を添えて対面での受け渡しを行うことができたほか「コロナで会えていない孫からもらったようで嬉しかった!」「生きる希望をもらった!ありがとう」など、子ども達への感謝を綴った返事も数多く寄せられ、この絵手紙が地域の皆さんにとって、コロナ禍の明日を生きる原動力となっていることを強く感じました。子ども達も地域とつながる喜びを感じることができ、今後の岩出山を担う子どもたちの心には、地域と共に生きていきたいという強い思いが芽生え、その姿に大変頼もしく感じました。

今後も学校と地域をつなぐ架け橋として、住民の皆さんと共に人と人とのつながりづくりを進めていきます。

2022.8.16

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