静岡県、太陽光発電促進へ補助金 PPAも新たに対象
静岡県は県内で太陽光発電設備や蓄電池を設置する事業者向けの補助金事業を導入する。県内の中小企業などが自社で設置する場合に加えて、電力会社と契約して初期費用なしで蓄電池を設置する「PPA(電力購入契約)」モデルも新たに補助する。脱炭素化に向けた取り組みや原油価格高騰への対応を後押しする。
PPAで蓄電池を導入した場合、蓄電容量や用途に応じた補助率か、経費の3分の1のうち、低い金額分をPPA事業者に補助する。申し込みは28日から9月29日まで。企業や土地所有者はPPA事業者にサービス料を支払うだけで使えるため、自社でそろえる場合よりも準備の負担が軽い状態で設置できる利点がある。PPA事業者も安定収入が見込める。
県は災害時の電力確保の観点からも蓄電池を増やしたい考えで、PPAモデル向けの補助事業で普及促進を図る。
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