中国が組織改革案 米との対立、データ覇権競争、金融リスクに対応

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北京=西山明宏
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 中国国営新華社通信は7日、国務院の組織改革案を報じた。今開かれている全国人民代表大会で審議される。先進技術開発の管理や、経済安全保障を背景にしたデータ保護への対応、金融監督機能をそれぞれ強める内容。長引く米中対立や、金融リスクの高まりといった内外の問題に対処する狙いとみられる。

 改革対象の一つが、科学技術省だ。一部の業務を他の省などに移し、イノベーションや研究成果の応用を促す役割に集中する。改革案は「国際的な科学技術競争や外部からの抑圧など厳しい情勢に対応する」と説明した。

 新たに「国家データ局」も設…

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