このメルマガを登録解除したい人は、こちらからできます。

こんばんは、やまけんです。


一昨日は、熱海で開催された絵を描くワークショップに参加してきました。2日間寝かせないと言語かできないぐらい、情報量(感じたこと)が多くて。すっごく大事なことなので、長くなるけどアウトプットしますねー。




そもそも何かを始めるときに、「教わる」ことからスタートするってのは良くないことが多いと思っているので、ぼくとしてはこのワークショップに誘われて行くことにしたのは割とイレギュラーな選択でした。

ちなみに参加したきっかけは、twitterでのDM。DMの送り主は、以前ぼくの有料noteを読んで感激してメッセージをくださっていたことがあるけど(ぼくはいつものごとく返信苦手マンなので返信できておらずw)、会ったことがない人。会ったことがない人からの営業DMで何かに参加することってほぼないので、それもイレギュラーですね。文面はこんな感じでした。


 

やまけんさんこんばんは、挑戦者の翻訳者(コピーライター)から、いきなり画家を目指して活動を開始して半年の大野と申します。

やまけんさんのFacebookもフォローさせていただき、 「ブランディングを学んで1年。ぼくのビジネスはどう激変したのか?」 の記事、しみじみと読ませていただきました。 過程を言語化してくださり、本当にありがとうございます。

今回、Facebookを拝見し、勝手なメールをお送りしますご無礼をお許しください。 やまけんさんが「絵を描いてみたい」という投稿をなさっていた記憶があります。

中学以来何も絵なんて描いてなかった私を、画家で絵が売れるまでに引き出してくれた画家さんがいらっしゃいます。 そんな彼と現在、「アート合宿」を開催しており、年末にも開催する予定です。

彼のスタイルは、基本的に技術はほとんど教えず どうやって自分の内側に触れ、 それを表現するのか。 それを見つめる優しくて美しくて(ときに苦しい) そんな時間を渡すプログラムです。 結果的にみなさんが描くものは抽象画よりになり、「何を描いた」かは明確には言えない絵が出現します。

もしよろしければ、やまけんさんにこのプログラムをご案内したく、ご連絡いたしました。 このプログラムは営利を求めるものでもないし、もちろん、何かバックエンドがあるものでもありません。 まさに、自分の世界観やお互いの世界観にやさしく触れ合う時間です。 本当に勝手なご案内ですので、ご興味ない場合はあっさりスルーいただけましたら幸いです。 以下、ご案内となります、ご参考までに

アート合宿のご案内 2020年の締めくくりとして、年末にアート合宿を開催することになりました!

この合宿の主旨や開催概要は以下の通りとなります。
ご覧いただき、参加をご希望の場合は、参加フォームよりお申し込みください。


▼アート合宿の概要(コンセプト)
どっぷりと、絵を描くことに浸かってみるのはどんな体験でしょう。 そこで私は、何と出会うのでしょう。

この場所は、絵を描く「スキル」についてはほとんど教えない場所です。 それよりも、その人の中に既にあるものに触れ、感じ、それをアウトプットすることを大切にする場。自分に対して、表現することについて、真摯に向き合う場。

そこに対して、主催者側が必要な『環境とプログラム』を準備しそこに迎え入れます。「先生と生徒」という関係を私たちは望んではいません。 互いに刺激を受け合いながら、全員が場づくりの主催者です。

プログラムはみなさんの様子によって柔軟に変化する可能性があります。 みなさんと主催者側の関係性も柔軟に変化していきます。 私たちは「organic reality(有機的な現実)」を大事にしながらこの場所をつむいでいきます。 こういう関わりで生まれる体験に興味がある方がいらっしゃれば、ぜひ一緒に筆をとり、色をのせ、「正解のない表現」の豊かさに飛び込んでみませんか。 「ピン」と来た方のご参加をお待ちしています。

▼参加を歓迎する方
・絵を、自分の人生に招き入れたいと思っている方
・絵と、今以上に仲良くなることを望んでる方
・絵に触れたいと思っている方
・絵を描くことを通じて、自分の内面に触れてみたいと思っている方
・サービスを渡す側 / 受け取る側という意識ではなく、共に創ることに前向きな方
▼参考
こちらが、過去にアート合宿に参加された方の体験記です。 よろしければぜひご参考になさってみてください
■ 4泊5日のアート合宿に参加して。点と点が繋がった!
https://kurashi-creator.com/art/
■ 処女作「出現するエロ魔人」 https://note.com/usagingin/n/n6f727d376aee…
▼日程 

▼実施および宿泊場所 熱海温泉 芳泉閣 静岡県熱海市西山町16-6 https://housenkaku.net
▼参加費用

上記費用には、1泊2食付きの宿泊費(4泊)および、画材費一式、プログラム費用が含まれております。その他昼食費などは、別途実費になります。 ▼お申し込み方法 こちらのフォームにご記入ください https://forms.gle/9RyNXf25cnrFHrU49…
▼お支払い方法


ご案内は以上となります。 ご質問やご相談などありましたら、お気軽にご連絡ください。 今から、年末の開催がとーーーーーっても楽しみです  どうぞ、よろしくお願いいたしますm(_ _)m  ▼オーガナイズチーム
 



前半に、ちゃんとぼくの記事を読んで、大切にしたいことを理解した上で送ってもらってるので、「読んでみよう」って気になりますね。ここをちゃんとしてると、「一方的な営業メール」ではなく、「もしかしたら本当に自分にぴったりな企画」だからって勧めてくれてるのかもって思われる可能性がアップしますすよね。(DMで営業される方は一つの参考になるかと!)

実際にぼくは、論文の中で、直島に行く旅でに突然絵を描きたいなって思って、スケッチブックと色鉛筆を買ったけど、描きたいものが湧き上がってこなかったから一旦保留にしたまま絵を描かないことにしていたので、ぴったりな内容だったんですよね。

それにしても、イレギュラーにこの企画に参加しようと思った理由は3つあって。



1. 講師をする中村峻介さんのポートフォリオを見て、すごい好きだって思ったから。あと、ぼくとしては何かを習うってなると必ず「幅がある」人から学ぶって決めてます。偏りが大きい人だと、自分の個性と相性が合わないときに、個性が気づかないうちに潰される可能性があるので。幅とは、価値観の幅や、技術テクニック(表現方法)の幅ですね。
▼中村峻介さんのポートフォリオ▼
http://nakamurashunsuke.com/


2. 上記の案内文の文面の中で、ここの部分に惹かれたからです。

>この場所は、絵を描く「スキル」についてはほとんど教えない場所です。 それよりも、その人の中に既にあるものに触れ、感じ、それをアウトプットすることを大切にする場。自分に対して、表現することについて、真摯に向き合う場。

そこに対して、主催者側が必要な『環境とプログラム』を準備しそこに迎え入れます。「先生と生徒」という関係を私たちは望んではいません。 互いに刺激を受け合いながら、全員が場づくりの主催者です。

プログラムはみなさんの様子によって柔軟に変化する可能性があります。 みなさんと主催者側の関係性も柔軟に変化していきます。 私たちは「organic reality(有機的な現実)」を大事にしながらこの場所をつむいでいきます。 こういう関わりで生まれる体験に興味がある方がいらっしゃれば、ぜひ一緒に筆をとり、色をのせ、「正解のない表現」の豊かさに飛び込んでみませんか。 「ピン」と来た方のご参加をお待ちしています。


↑この中にはぼくが『天プロ』でもっとも大事にしているあり方や環境づくりに通じることがいっぱい詰まっていて。どこが近いのかを説明したら超長くなるのではしょりますが、まさに!って感じです。


3. このDMを送ってくれた大野幸子さんの変化をFacebookで見て。彼女が中村さんに出会って、描き方のテクニックを中心に教わったわけではないのに、一年経たずして彼女は個性が表現されていると思える絵をいっぱい描き、何回も個展を開き、結果として絵が売れたりすでに多くのファンを獲得できているように見えたから。



そんな訳で、超イレギュラーですが(しかもクリスマスに!)、このワークショップに参加することにしたんですね。こっからは簡易レポです。



熱海の山の中腹にある、こじんまりした温泉旅館に入ってみると、一回の部屋にこんなセッティングがなされていて。



絵の具なんって中学生ぐらいから使った覚えがなく、しかもこんなに大きいチューブでこんなにいっぱいの色があるってのも初めてで、ちょっとずつテンションがあがりますよね。描く道具も筆以外に、ハケとか金属のヘラみたいなやつとかいろいろとありそうで、楽しみ。



10時からちょっと変わった感じの中村さんのファシリテーションで、会がスタートしたんですが(←ここの最初の15分ぐらいの場の作り方を見て、まだほとんど絵を描いてもないのに、今日来て良かったなと思った)



↑こんな感じで、何種類でもいいよってパレットに絵の具を出すだけで、癒される。ストレス解消にいいよ、絵の具出すの。笑



で、そのあとは毎回いろんな設定があって描いていくのね。一人で今の気持ちを描いてみるってのもあれば、「破壊と再生」ってテーマがあって、自分が描いたものを横の人に順番に渡して、回ってきた絵を、描いた人へのリスペクトを込めて破壊したり、再生したり。



↑これは回ってきたものを「破壊」した回かな多分。自分に回ってきたのはだいぶあとだったので分からないっけど、最初は虹しか描いてなかったのかな?



↑これは回ってきたときは「再生」したのかな。”自由な環境”で描くと、絵ってほんと人の個性が出ていて、もうぜーーーんぜん違うのね。それが面白い。



↑こういう風に大きな模造紙に、6人で絵を描いていったり、最初は自分の前に描くけど、あとでは場所を変わってとかなるので、違う人の描いた部分にリスペクトを持ちながら、自分が何かを書き足していくとか。



↑自分で最初に描いたときはこれ。なんか、生クリームとか、からし、柚子胡椒、わさびとかが好きだから、生クリームの陸にからしの川が流れてるみたいなのを描いてみたいなーと。



いろんな設定で描いてみるのを経験した上で、最後に一人で描きたいものを描いたのはこんな感じで↓



↑人の絵に触れたことで、自分の中にはなかった感覚や、表現方法が出てきて。



↑「破壊と再生」をテーマにみんなで回しっこして描いたことによって、「これで完成でもいいかな」ってところから、あえて破壊という変化を起こしてみる。



↑こうやってなんか崖?みたいなものを上から加えてみながら、これがどんな絵になっていくのかはまだ全然分かっていない。



↑描いたあとにまた色を足してみる、みたいな。



まあ、そんな感じで、ゆるく1日20年ぶりぐらいに絵を描くってのをやってたんですよね。ゆるくってのは、温泉いつでも入っていいですよって言われたから、みんなが絵を描いてるときに集中力が持たないぼくは、ふらーっと外に散歩に行ったりとか、一人風呂に入って気分転換しながら眠気をお湯の中に流したりとかしてたのでね。




「何かの物や景色をものを描く」とか「描きたいと完成形をイメージしたものを描く」ってのは、ちっちゃい頃にやったことがあると思うんですけど、これを描いていったらどんな絵になるのか?って自分も分からずに「展開していく」描き方って試したことがなかったからすごい新鮮な体験でした。

村上春樹が、誰かの人生を体験してみるような気持ちで、あるとき描きたいって思ったテーマを、どんな終わりになるのかをイメージせずに小説を書いていくって、どこかで書いてんだけど、それに近い感じなのかな。




ゴールがあると、どうしてもそこに「評価」が入りやすくなってしまうんですよね。うまく描けた描けなかったとか、あの人の方がうまくて自分はまだまだだとか、今回は思った通りに書けた書けなかったとか。この自分が自分に下す評価ってやつは、純粋にやっているその瞬間を味わう楽しさを削いでいくことがよくあって。

評価があると改善や上達は早くなるんだけど、ときに、いや多くの場合、本来は創造的な活動を無機的な活動へと変え、創造性の根っこにある、純粋に感じるままを感じ、やりたいようにやってみるっていう、創造の原動力なるものを奪っちゃうんですよね。人からの評価や数字の比較だけの世界ってクソつまんないのにね。



でね、ここが大事なんだけど、何かを探求したり創造する喜びが失われると、どれだけ成長スピードが速くても、その人のその活動における「選手生命」的なのが、短くなるんじゃないかって思っていて。

どっかでつまんなくなっちゃう。飽きちゃう。嫌になってやめちゃったり、続けてても惰性で創意工夫をせず、人からの評価や人より優れた結果によって、飽きてるっていう自分の本当の気持ちを誤魔化すことになるから。これってスポーツ選手でいうと故障と同じだなと思っていて。

探求や創造する楽しさとつながっているっていうのは、スポーツでいうストレッチや筋トレやランニングであり、基礎の基礎だけど、絶対におろそかにしてはいけない部分なんじゃないかって思うんですよね。ビジネスにおいてもそうだけど、何より「人生」において。



評価を下す以外にも、人って「想像する」って悪い癖があって。大人になると、過去の経験や自分が持っている情報を使って、「これをやったらどうなるだろう?楽しいか楽しくないか。自分が好きか嫌いか」ってね。でも、やっぱり、自由に絵の具の色を選んでパレットに出して、自由に道具を選んで、人の目を気にせずキャンバスの上でやってみたい実験をやるような気持ちで絵を描いてみたけど、このときの感覚は「想像」してたものとは全然違うんですよね。やってみないと分からない気分や感覚がある。

ぼくにとっては、表現する人としての一番の目的は、自分が楽しめることや、自分にとって大事な何かに気づくこと、自分を癒すこと。自由な環境と発想で、「自分のために」っていうのを一番大切にし続けたいなってのが今回のワークショップでの収穫でした。




こんな感じで、”自由でいていい場を作れる”人がリードする場で、絵を描くってのは、その人が自分に”すでにある個性”を思い出すのにすっごくいい方法だって確信したので、2期では『天プロ』で、自由参加ではあるけど中村さんを招致してのワークショップをやろうかなーてぼんやり考えてます。あと今回のワークショップでは、「破壊と再生」ってテーマが一つに含まれてたりしたけど、恐らく中村さんは毎回違う進め方をしてんじゃないかなって気がするので、その辺も楽しみだな。

とにかくぼくは、ビジネスの分野において、みんなが思っているようにビジネスって自動化する仕組みを作って片付けちゃいたいものでもないし、売上っていう数字に頭を支配されるものでもないし、ましてややりたくもないのに毎日SNSに●投稿するってもんじゃないから(笑)ってことを来年はもっと伝えていきたい。ぼくの活動でそれを示し、ビジネスはもっと個性的でクリエイティブであっていいってことを証明していきたいですね。




今日は以上なり!


ちなみに、前回送った『天プロ2期説明会』の動画(年内限定販売)は多くの人に購入してもらってますが、エントリーは12/30で一旦締め切る予定なので、エントリーしたい方はそれまでにフォームから送ってくださいね!

https://note.com/yamaken_edu/n/n746b843cf86b


では!




やまけん
Copyright © 2020 やまけん(山田研太)のメルマガ, All rights reserved.


Want to change how you receive these emails?
You can update your preferences or unsubscribe from this list.

Email Marketing Powered by Mailchimp