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米原子力学会は24日、東京電力福島第一原子力発電所の処理水海洋放出への支持を表明した。ケン・ピーターセン会長は声明で「放出が公衆衛生や環境に放射線の脅威をもたらさないことは確認されている。安全であり、福島第一原発の廃炉に不可欠だ」と述べた。
同学会は、処理水に含まれる放射性物質トリチウムの濃度が日本の排出基準を大幅に下回っており、国際原子力機関(IAEA)が放出計画について国際的な安全基準に合致していると認めたことを支持の理由として挙げた。
1954年に設立された同学会は、米国内で伝統のある原子力専門家の団体として知られる。(ワシントン支局 冨山優介)