本島中部にLNG導管 沖縄電、米軍施設の返還にらみ
都市開発から関与 地域の低炭素化 進める
沖縄電力が沖縄県で液化天然ガス(LNG)の需要開拓を急いでいる。将来の米軍施設返還と再開発が見込まれる本島中部で2024年に新たなガス導管を整備する。街づくりの段階から関与し、LNGの供給先を広げる。県内ではいまだ重油など温暖化ガスの排出が相対的に多い燃料の比率が高い。LNGへの転換で地域の低炭素化が一歩前進しそうだ。
沖電はLNGタンクがある吉の浦火力発電所(中城村)と浦添市を結ぶ総延長およそ...
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