中国当局、「飛行物体の撃墜準備」通知 北米飛行の気球との関連不明
北京=高田正幸
中国山東省青島市の海洋当局は12日夜、周辺の海域で正体不明の飛行物体が見つかり撃墜の準備をしているとして、漁船に注意を促す通知を出した。中国メディアが報じた。漁船周辺に落下物があった場合、写真を撮影するよう協力も求めている。
飛行物体が見つかったのは、青島市から南東に約60キロの黄海上だとしている。青島市には中国軍北海艦隊の司令部がある。中国メディアの取材に対し、市海洋当局は「具体的な状況は不明だ」と答えたという。
関連は不明だが、4日には、米本土上空に飛来した中国の気球について、米国が監視用だとみなして撃墜した。中国政府は「過剰反応」だとして反発し、「しかるべき反応に踏み切る権利を留保する」と語っていた。
また、米アラスカ州とカナダ北西部の上空でも相次いで飛行物体が見つかっており、10~11日、米軍の戦闘機がいずれも撃墜している。(北京=高田正幸)
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