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お知らせ「自由民主」先出しイノベーション新しい資本主義

連載シリーズ 新しい資本主義の「扉」第7回
IT技術で電力需給を最適化
次世代送電網「スマートグリッド」

スマートグリッドとは、IT技術を活用して電力需給を最適化した次世代型の電力供給網のことです。スマートは「賢い」、グリッドは「電力網」を意味します。スマートメーターと呼ばれる電力測定機能と通信機能を併せ持つ電力計を用いて、リアルタイムの電力需要を把握し、必要なだけの電力を発電、供給することが可能になります。電力の安定供給に資するほか、再生可能エネルギーの活用を進める上で重要な役割を果たすと、世界中で注目されています。

連載シリーズ 新しい資本主義の「扉」第7回 IT技術で電力需給を最適化 次世代送電網「スマートグリッド」

家の外壁に取り付けられたスマートメーター

再エネの導入拡大に寄与

電力需要は、時間帯や地域、季節等によって変動します。スマートグリッドでは、電力を使う側の消費状況を、通信機能を持つ電力計「スマートメーター」からリアルタイムで電力会社の装置へ送信します。それに基づいて適宜必要な電力量のみを発電し供給する仕組みです。蓄電池等にも通信を繋げば、電力供給が足りないときに需要制御も行うことができます。
従来の電力供給網では、大まかな需要予測に基づいてしか電力供給を行えず、急な需要の変動に対応しづらいという欠点がありました。スマートグリッドでは、電力需給のバランスを効率的に調整できるため、安定供給を実現するとともに、過剰供給による電気の無駄も大幅に減らすことができます。
また、需給を調整できるという特性上、発電量が不安定な再生可能エネルギーの利活用にも大きく貢献するものと期待されています。

こちらの記事全文は「自由民主」インターネット版に掲載されています。
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