JERA新火力が運転開始 横須賀、電力需給安定へ

JERAの横須賀火力発電所1号機
JERAの横須賀火力発電所1号機

東京電力と中部電力が折半出資する発電会社JERA(ジェラ)は30日、石炭を燃料とする横須賀火力発電所1号機(神奈川県横須賀市)の営業運転を開始した。出力は65万キロワットで、最大で180万世帯分の電力に相当する。政府は7月から8月まで東電管内で節電を要請しており、逼迫が懸念される電力需給の安定を目指す。

蒸気の温度や圧力を上げて発電効率を高め、既存の石炭火力より、燃料費や二酸化炭素(CO2)排出量を削減できる方式を採用した。来年2月には同じ出力と方式の2号機が運転を始める予定。

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